2025.09.20コラム

専門家が解説!ニキビ跡を根本から解決するための秘訣

ニキビ自体が治っても、赤みや色素沈着、クレーターのような跡が残ってしまい、鏡を見るたびに気になる方は少なくありません。

跡はセルフケアだけで改善するのが難しいケースも多く、「もう治らないのでは」と悩む人もいるでしょう。

しかし、ニキビ跡には種類ごとに原因があり、適切な治療やケアを行えば改善する可能性は十分にあります。

本記事では、専門家の視点からニキビ跡の種類や誤解されやすいポイント、医療機関で行える治療法、日常生活での予防法を解説します。

治療を検討している方は参考にしてください。

ニキビ跡の種類と原因

ニキビ跡と一口にいっても、その症状や原因はさまざまです。ここでは代表的な種類と、それぞれができるメカニズムを解説します。

どのタイプに当てはまるのかを知ることは、適切な治療やケアを選ぶ第一歩です。

赤みが残るタイプ

ニキビが治ったあとも皮膚に赤みが続くのは、炎症によって毛細血管が拡張しているためです。

見た目には新しいニキビと区別がつきにくく、「まだ治っていないのでは」と不安になる人も少なくありません。

通常は半年から1年ほどで自然に薄くなっていきますが、繰り返しニキビができたり炎症が強く出たりすると赤みが長引くことがあります。

特に皮膚の薄い頬やあごに残りやすいため、早めのケアが重要です。

色素沈着タイプ

炎症の影響でメラニンが過剰に生成され、茶色や黒っぽいシミのように残るタイプです。

紫外線を浴びると色がさらに濃くなるため、日常的な紫外線対策を怠ると改善が遅れてしまいます。

色素沈着は数カ月から1年程度で徐々に薄くなることもありますが、肌質や生活習慣によっては長く残るケースもあります。

美白成分を取り入れたスキンケアや、皮膚科での治療を組み合わせると改善を早められる可能性があります。

クレーター(陥凹性瘢痕)タイプ

最も治りにくいとされるのが、皮膚が凹んでしまうクレーター状のニキビ跡です。

炎症が真皮層まで達してコラーゲン組織が破壊されると、皮膚の修復が追いつかず陥没が残ってしまいます。

クレーターは形によって「アイスピック型」「ボックスカー型」「ローリング型」の3種類に分類され、深さや範囲によって治療法も異なります。

セルフケアでの改善は難しく、専門的な医療処置が必要になるケースが多いのが特徴です。

ニキビ跡に対する一般的な誤解

ニキビ跡については、インターネットや口コミでさまざまな情報が飛び交っています。

その中には正しいものもありますが、誤解されやすいポイントも少なくありません。

ここでは代表的な誤解とその真実を整理します。

「放っておけば自然に治る」という誤解

ニキビ跡はすべて時間が経てば自然に消えると思われがちですが、これは正しくありません。

赤みや色素沈着タイプの跡は、肌のターンオーバーや血管の回復により、数カ月から1年程度で薄くなることがあります。

しかし、クレーター状のニキビ跡は真皮層までダメージが及んでおり、肌が自力で修復することは困難です。

そのため、放置しても改善せず、年齢とともにさらに目立ちやすくなるケースも少なくありません。

「ニキビさえ治せば跡は残らない」という誤解

ニキビの炎症が軽度であれば跡を残さずに治ることもありますが、必ずしもそうとは限りません。

強い炎症や化膿が起きると、たとえニキビ自体が治っても皮膚組織に損傷が残り、跡になることがあります。

特に無理に潰したり、触ったりすることで炎症が広がれば、色素沈着やクレーターのリスクが高まります。

ニキビを「できたままにしない」「早めに適切な治療を受ける」ことが、跡を残さないための大切なポイントです。

「市販の化粧品でクレーターも改善できる」という誤解

ドラッグストアや通販で手に入るスキンケア商品は、赤みや色素沈着には一定の効果が期待できます。

しかし、クレーターのように皮膚の奥深くにまで影響が及んだ跡は、市販の化粧品だけで改善することはほぼ不可能です。

誤った期待を持ち続けると、改善が遅れるだけでなく心理的なストレスも大きくなります。

クレーター状の跡に対しては、レーザー治療やダーマペンなど、医療機関でしか受けられない治療が必要です。

「潰せば早く治る」という誤解

自己流でニキビを潰すと、膿や血液が広がり炎症が悪化するだけでなく、皮膚に細菌が侵入して跡が残るリスクが一気に高まります。

確かに皮膚科ではニキビの膿を除去する処置が行われることもありますが、それは専用の器具と衛生管理のもとで実施されるものです。

家庭で安易に潰す行為は逆効果となり、長期的に肌に深刻なダメージを与えるため、絶対に避けるべき行為といえます。

専門的な治療法によるアプローチ

セルフケアだけでは限界があるニキビ跡も、医療機関で行われる治療なら根本改善が期待できます。

ニキビ跡の種類や深さに応じて治療法は異なるため、専門家の診断のもとで適切な方法を選ぶことが大切です。

赤みに有効な治療

炎症後の赤みには、光治療である フォトフェイシャル(IPL) が用いられることがあります。

メラニンや毛細血管に作用する光を照射することで、赤みや色素沈着の改善が期待できます。複数回の施術を重ねることで、肌全体のトーンアップや質感改善も見込めます。

ダウンタイムが少なく、仕事や学校に通いながら治療を受けやすい点もメリットです。

色素沈着に有効な治療

茶色い色素沈着には、メラニンの排出を促す外用薬やピーリングが用いられます。

ハイドロキノンやトレチノインを使った外用治療はシミ治療にも使われる方法で、ターンオーバーを促して色を薄くしていきます。

さらにケミカルピーリングやビタミンCのイオン導入を組み合わせることで、より早い改善が見込めます。

クレーターに有効な治療

クレーター状の凹みに対しては、肌の再生力を引き出す治療が行われます。

代表的なのはフラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーで、皮膚に微細なダメージを与えながら新しいコラーゲンの生成を促します。

さらに、ダーマペン(マイクロニードリング)による治療も有効で、細かい針で刺激を与えて肌の修復力を高めます。

深い凹みには「サブシジョン」という癒着を剥がす処置を併用するケースもあります。

ケロイドや盛り上がりに有効な治療

肥厚性瘢痕やケロイドの場合は、ステロイド注射やボツリヌストキシン注射で盛り上がった組織を萎縮させ、平らに近づける方法があります。

盛り上がりタイプは放置するとさらに硬くなりやすいため、早めの処置が効果的です。

まとめ|ニキビ跡治療は、はなふさクリニック静岡院へ

ニキビ跡は種類によって対応が異なり、特にクレーター状の跡はセルフケアでは改善が難しいため、医療機関での治療が欠かせません。

静岡市で治療を検討している方におすすめなのが はなふさクリニック静岡院 です。

同院は2024年10月に開院し、JR東海道線・新幹線「静岡駅」から徒歩15分の立地にあります。

院長の青山昌平医師を中心に、経験豊富な医師が診療にあたり、丁寧なカウンセリングとエビデンスに基づいた施術を重視しています。

グループ理事長・花房火月医師が考案した「花房式ニキビ跡治療(炭酸ガスレーザー+サブシジョン)」を導入し、全国でも多数の実績を積み重ねています。

最新機材を使用し、痛みを抑えながら効果を追求する姿勢も特徴です。

完全予約制・24時間WEB予約にも対応しており、待ち時間を最小限に抑えられる環境が整っています。

ニキビ跡を根本から改善したい方にとって、信頼できる選択肢といえるでしょう。

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