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2025.09.02コラム
毛穴の開き、黒ずみ、たるみなど、毛穴悩みの種類や原因は千差万別。
また、毛穴悩みの程度によってはセルフケアでは改善が難しく、クリニックでの治療が必要となるケースもあります。
本記事では、以下のポイントを詳しく解説いたします。
毛穴が目立つと一口でいっても、実はその原因は様々です。
こちらでは、代表的な3つの毛穴悩みとその原因について詳しく解説いたします。
毛穴の開きとは、毛穴の中に角栓が詰まってしまい毛穴がすり鉢状にぽっかりと開いている状態です。
皮脂の分泌が盛んな10代~20代によく見られ、脂性肌など肌質によっては30代以降も毛穴の開きが目立つこともあります。
毛穴が開く原因としては、以下のようなものがあります。
肌質にあったスキンケアや洗顔をすることで改善する可能性が高いです。
ただし、かならずしも「皮脂が過剰に出ている=脂性肌」というわけではなく、むしろ乾燥から肌を守るために皮脂を分泌しているケースもあるので、保湿剤を使ったスキンケアは省略せずしっかりと行いましょう。
毛穴の黒ずみとは、角栓の表面が酸化した状態のことなどを刺します。
鼻や小鼻脇など、皮脂量が多い部位に表れやすいのが特徴です。
毛穴が黒ずむ原因は、主に「毛穴の角栓が酸化しているから」です。
一般的に、角栓はできたばかりの時は白~黄色っぽい色をしているのですが、時間が経過すると空気に触れている部分が酸化して黒くなってしまいます。
他の要因としては、ターンオーバーで排出されなかった産毛が角栓に詰まって黒く見えたり、黒い産毛がしっかりと生えているといったケースもあります。
毛穴のたるみとは、紫外線や加齢、乾燥などが原因で皮膚の弾力が失われてしまうことで起こります。
皮脂等が原因の毛穴の開きと一見似ているように思われますが、たるみ毛穴は毛穴の形が涙型(しずく型)なのが特徴です。
30代以降徐々に肌の弾力が低下していくため、年齢を重ねるに連れてたるみ毛穴が目立ちやすくなります。
十分な対策をせず、紫外線にさらされる時間が長かった人、薄い肌質の人、乾燥肌の人など、生活習慣やもともとの肌質によっては30代前半など早い段階で毛穴がたるみ始めることも。
また、皮膚の弾力低下が進行すると毛穴のたるみも深くなり、たるんだ毛穴同士が繋がって見える帯状毛穴という状態になるケースがあります。
毛穴の悩みを改善するには、毎日の習慣やスキンケアが大切です。
こちらでは、おすすめしたい毎日のケアと、NGな毛穴ケアについてご紹介いたします。
まずはおすすめの毛穴ケアを3つ見ていきましょう。
毎日のクレンジングや洗顔は、肌質に合わせて使用する製品や頻度を調整しましょう。
皮脂の分泌が多いタイプの方には洗浄力の高い、クレンジングオイルやバームクレンジングなどが人気です。
また、さっぱりとした使用感のジェルクレンジングはお肌への負担が抑えたい方にもおすすめです。
乾燥や加齢によるたるみ毛穴の場合はクレンジングもミルクやクリームタイプだと、皮脂を取りすぎないので乾燥を防げます。
また、洗顔の頻度も肌質に合わせることをおすすめします。
皮脂分泌が過剰だと酸化しやすくなるため、朝・晩しっかりと洗顔するとよいでしょう。
たるみ毛穴にお悩みの場合は皮脂を取りすぎるのはお肌に良くないので、朝はぬるま湯だけで洗顔して、洗顔料を使うのは夜だけにする、などお肌の状態を確認しながら調整してあげましょう。
皮脂分泌が盛んな毛穴開きや毛穴の黒ずみが気になる方は、油分の多いタイプのスキンケアを使用すると重たく感じたり、角栓ができやすくなると感じることも多いようです。
軽い感触の乳液やクリームを選んだり、さっぱりと使えるジェルを活用してみましょう。
加齢や乾燥によるたるみ毛穴は、皮膚の弾性組織が少なくなっている状態なので、保湿力の高いスキンケアがおすすめです。
毛穴の黒ずみについてお悩みの方の間で、「グリセリンフリー」を実施することで症状が改善されるケースもあります。
ただ、一概に脂性肌とグリセリンの相性が悪いとは言えない点にも注意が必要です。
グリセリンの原料や処理の方法はメーカーや製品のグレードによる部分も多く、「グリセリンが入っていたけど、この製品やこのメーカーのものは大丈夫だった!」というケースも少なくありません。
紫外線は表皮と真皮のどちらにも強いダメージを与えてしまうので、肌タイプに関係なく日常的に紫外線対策は怠らないよう心がけましょう。
紫外線を浴びると以下のような肌悩みが引き起こされてしまいます。
日焼け止めはもちろんのこと、帽子や日傘などを使って物理的に紫外線をブロックすることでお肌へのダメージが防げるでしょう。
ここからは、おすすめできないNGケア3選をご紹介します。
はがすタイプの毛穴パックは、はがす際に必要な角質層も一緒に持っていかれてしまいます。
角栓がきれいに取れるので爽快感がありますが、お肌へのダメージを考えるとあまりおすすめはできません。
使用する場合も頻繁な使用は避け、しっかりと保湿をすることをお忘れなく。
洗顔後に固いタオルでごしごし拭いたり、指などを使って角栓を無理に押し出すこともお肌への負担が大きいのでなるべく避けましょう。
摩擦や強い刺激は肌が炎症を起こしやすく、色素沈着やゴワつきの原因となってしまいます。
洗顔後は摩擦が起きないよう、やわらかいタオルやクレンジングペーパーをこすらずやさしく押し当てて水気を取りましょう。
角栓が気になる場合は押し出したりせず、クレンジングオイルや酵素洗顔、角栓ケアができる洗顔ジェルなどを使って優しくケアしてください。
毛穴やお肌の悩みのケアには、栄養バランスの整った食生活が欠かせません。
揚げ物が多い、精製された糖分が多い(お菓子を食事代わりにする等)といった食生活だと、皮脂分泌量が増加したり、糖化したりしてお肌にもダメージが蓄積されてしまいます。
たんぱく質や野菜を意識的に取り、栄養バランスの整った食事を心掛けましょう。
毛穴のお悩みには、日々のケアで改善できるものから、セルフケアでは改善が難しいものまで様々です。
はなふさ皮膚科 静岡院では、患者様ひとりひとりの毛穴悩みに寄り添えるよう、豊富な施術メニューをご用意しております。
ケミカルピーリングとは、ピーリング剤を用いて肌表面の古い角質をゆっくりと取り除き、新陳代謝を促進させるための治療です。
開き毛穴や黒ずみなど、角栓がつまるタイプの毛穴悩みの改善におすすめです。
はなふさ皮膚科では、サリチル酸マクロゴールを使用したケミカルピーリングを実施しております。
サリチル酸をマクロゴールという基材に溶解したピーリング剤です。
サリチル酸を使った従来のピーリング剤は痛みが強かったのですが、マクロゴールを使用することで痛みや刺激をほとんど感じないというメリットがあります。
一般的なケミカルピーリングと比較して赤み・痛みが少なく、乾燥も起こりにくく、月1回の施術でよいという点も大きな魅力です。
全顔
セルフピーリング
フォトフェイシャル(IPL)は強い光を肌に当てる治療法です。
肌内部のコラーゲンを増やす作用があるため、お肌のハリを出してふっくらとさせる効果が期待できます。
加齢によるたるみ毛穴が気になる方におすすめです。
はなふさ皮膚科 静岡院では「ステラM22」という新しい機器を使用しています。
炭酸ガスレーザーは炭酸ガスを発振物質としたレーザー治療です。
肌の再生を促す効果があり、毛穴の開き・たるみ毛穴どちらにも効果が期待できます。
ダウンタイムはありますが、しっかりと効果を感じたい方、セルフケアでは改善が難しかったという方におすすめです。
毛穴の悩みは、皮脂分泌が過剰なものもあれば、逆に乾燥や加齢によるものが原因のものもあります。
きちんと改善するためには、まずは自分の毛穴悩みがどのタイプなのか、自分の肌質はどうなのかを詳しく知る必要があります。
しかし、複合的なお悩みもあったり、症状が曖昧で自分でははっきりと把握するのが難しいことも少なくありません。
はなふさ皮膚科では、本文でご紹介した最新治療を始め、多種多様な毛穴悩みへのケア・治療を行っております。
まずはお気軽にカウンセリングなどでご相談くださいませ。